3Dプリンタの造形物を綺麗にするマシンを使ってみました(polymaker Polysher レビュー) 後編

th_polysher-39

前回でPolysherのセットアップまで行いましたので、いよいよその性能を評価していきたいと思います。

今回対象とする造形物ですが、どうせなら丸っこいものの方が綺麗にしたときわかりやすいかなあと思ったので、こちらで公開されているポケモンのモンスターボールを作ることにしました。造形時間短縮のため、サイズは小さめにします。

th_polysher-55

使用した3Dプリンタは、過去にボンサイラボ社で取り扱われていたBS01+です。少しだけパーツを交換したり追加したりしていて、そのあたりの話はこちらをご参照ください。ちなみに起動するのは一年ぶりぐらいですが、ちゃんと動いてくれました。

 

まずは比較用として、Polysher対応ではない普通のPLAフィラメントで造形してみました。使用したのは、ボンサイラボ社で取り扱いのあるVerbatim(バーベイタム)の黒です。積層ピッチは0.2mm、エクストルーダの温度は210℃、ヒートベッドの温度は60℃にしています。

th_polysher-7 th_polysher-10 th_polysher-9

クリックして拡大してもらうとわかりやすいですが、積層痕が結構ハッキリしています。これはこれで、3Dプリンタっぽくて自分は好きですが。

 

次に、Polysher対応のフィラメント”PolySmooth”で造形してみます。

th_polysher-4

Polysherと一緒に白フィラメント1リール分が届けられたのですが、ここではサンプルとして同梱されていた赤色のフィラメントを使ってみます。

3Dプリンタの設定は、先ほどのVerbatimと全く同じにして造形してみました。

th_polysher-11 th_polysher-13 th_polysher-12

こちらもクリックしてもらうとわかりやすいですが、Polysherに入れる前の積層痕は、通常のPLAで造形したものとほとんど変わりません。ちなみに造形中の匂いやサポート材の取りやすさも、普通のPLAとほぼ似たような感じです。

th_polysher-15

並べてみても、やっぱり同じような感じです。

th_polysher-53

こちらは、下側のサポート材(ラフト)を外した状態です。やっぱりちょっと荒くなります。

 

ではいよいよ、Polysherに投入です。

th_polysher-23

投入!

 

Polysherを稼働させる時間については、使用するアルコールの濃度や周辺温度、造形物のサイズによって最適な時間が変わるようです。ただ、一般的には20〜40分あたりで始めるのが良いそうなので、とりあえず30分で動かしてみます。

 

ではでは、スタート!

 

うん、科学実験って感じがして、何かこう、ロマンがありますね(?)。

th_polysher-24

見にくいですが、開始直後の状態です。

th_polysher-25

5分経過。ちなみに噴霧器のあたりのLEDは時間経過で色が変化していくのでとても綺麗です。

th_polysher-26

10分経過。まだあんまり変わっていないように見えます。

th_polysher-28

15分経過。ちょっとテカリが増えてきた?

th_polysher-27

20分経過。

th_polysher-29

25分経過。

th_polysher-30

終了!この後、Polysherは自動的に内部のクリーニングを開始して、クリーニングが終わったらブザーでお知らせしてくれます。そうなれば、取り出しOKです。

ではでは、取り出してみましょう。ワクワク。

 

 

磨き具合(溶け具合?)はどんな感じかといいますと。。。

 

th_polysher-33

内側の方は結構そのまま積層痕が残っていますが、側面の方はかなり綺麗になっているように見えます。

Polysherを使った直後はまだ表面が溶けて粘ついた状態ですので、このまま一時間放置して乾かします。

 

th_polysher-34

で、乾かした後の状態がこちらです。

th_polysher-36

th_polysher-35

 台座に置いたときの頂点周辺部分は積層痕が残ってしまっていますが、側面の部分はかなり滑らかになってテカっています。何というか、おいしそうです(?)。あと、造形したときに出来た垂れやバリは取り除かれずそのまま残ってしまうので、Polysherに入れる前に取り除いておいた方が良さそうです。

 th_polysher-37

Verbatimで造形したものと並べてみました。うん、全然違います。ちなみに、試しにVerbatimで造形したものもPolysherに突っ込んでみたところ、当たり前ですが全然綺麗にはなりませんでした。

th_polysher-38

下側のサポート材が付いていた部分は、残念ながらあんまり綺麗になっていませんでした。やっぱり、台座と接触する部分を綺麗にするのは難しいようです。

 

th_polysher-39

ということで、「3Dプリンタの造形物を綺麗にするマシン」こと、Polysherのレビューでした。造形物の上下部分や奥まった部分の処理が甘いという弱点はありますが、自分はフィギュアのような繊細なものを造形することはほとんどないので、これぐらいの結果を出してくれれば十分満足です。日本での購入はしばらくは難しいかもしれませんが、3Dプリンタで造形するのが楽しくなるのは間違いないので、3Dプリンタ好きにはオススメのアイテムです。あ、置き場所の確保と、火気厳禁、というところだけ、ご注意くださいませ。

 

ちなみに、この後もう一個別の造形物に対してPolysherを使ってみて、ちょっと利用上の注意が見えてきましたので、それはまた次回の記事の中でご紹介させていただきます。

 


「3Dプリンタの造形物を綺麗にするマシンを使ってみました(polymaker Polysher レビュー) 後編」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>