新婚旅行(ドイツ・スイス・フランス)5日目

さてさて、新婚旅行も5日目です。

 

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パリの夜明け。泊まったホテルの部屋がたまたま20階だったので、なかなかよい景色です。たた、残念ながらエッフェル塔とは真逆です。

 

本日の予定は、午前中にパリ市内をバスで軽く観光した後ルーブル美術館、午後はベルサイユ宮殿を観に行った後、パリで2時間程度のフリータイムです。

 

 

朝食をとって、まずは定番、エッフェル塔に向かいます。

 

基本的に今回の旅行についてはあまり下調べはせずに来たのですが、それでも「パリは日本人の観光客を狙ったスリが大変多い」という話はネットで目にしていたし、実際バスの中でも添乗員の菅野さん(親戚風)にも充分注意するよう言われました。

 

なので、パリを歩くにあたっては、リュックサックは望ましくない(ファスナーが完全に自分の背後にあるため、歩いているだけでも背後から勝手に開けられてしまう恐れがある)のですが、残念ながらこれ意外に手頃な鞄を持ち合わせていなかったので、代わりにちょっとした対策だけしておくことにしました。

 

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こんな感じで、ファスナーを引っ張る取っ手は鞄の内側にしまい込み、さらに両方のファスナーを、文房具屋で売っている二重リングでまとめてしまう。これだと、少なくともパッと開けられてサッと盗られる、ということはなくなります。自分が出し入れするときも相当面倒になりますが、本当の貴重品(パスポート、各種カード、現金)で出し入れすることが多いものについては、首から下げられる貴重品袋に入れて服の下に持っておくようにしたので、そこまで不便ということもなく。

 

あと、最近増えてきているという、スマートフォンの盗難への対策。

 

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初めはこんな感じで、iPhoneをストラップ取付け可能なケースに入れて、そこからチェーンでベルトのバックルに結びつけておくようにしていました。ポケットに入れておくことが多い場合にはこれでよいのですが、自分の場合はiPhoneがカメラも兼ねていたので、これだとチェーンが短過ぎて思うように写真が撮れなくなってしまいました。

 

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ということで、写真を撮ることの多かったルーブル美術館や、翌日のモンサンミッシェルでは、こんな感じで左手首の時計に結びつけることにしました。普通にしていたら大変邪魔ですが、基本左手にずっとカメラを持っている、というような状況では、こっちの方が遥かに快適に撮影できます。

 

とまあこんな感じで、防犯対策としては多少やり過ぎだったかもしれませんが、おかげさまでパリでは盗難の被害にあうことはありませんでした。

 

と、バスの中で盗難対策しているうちに、エッフェル塔がよく見える広場に到着したので、バスから降りてちょっとだけ撮影タイムです。

 

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パリでは建物を建てるにしても、建ててよい高さに制限があるとのことで、おかげでエッフェル塔は本当によく目立ちます。

 

ちなみにこの広場は観光客がよく来ることで知られているのか、写真を撮っていると、黒人の方々がエッフェル塔の置物を売ろうと近づいてきます。

 

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結構な数おられますが、「Non, merci」と断っておけば大丈夫です。

 

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広場に置いてあった像にされていたイタズラ。なんというか、自由な国ですね。

 

写真撮影が済んだら、今度はバスで凱旋門へ。

 

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凱旋門の周辺道路は車で大変なことになっています。現地ガイドさんいわく、「今日一日バスに全く傷がつかなければスゴい」と仰られていたので、基本、多少はぶつかるのが前提となっているのでしょう。

 

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凱旋門。ここではバスから降りずに、先ほどの混雑した周回道路をぐるっとそのまま一回り。

 

そしてルーブル美術館へ。ここでは大きな荷物は持ち込めない(普通のショルダーバッグぐらいなら大丈夫)とバスの中で言われたので、先ほどのリュックはバスの中に置いていくことにしました。ちょっと心配ではありましたが、基本的には運転手さんが張り付いてくれているはずなので、そこは信用しました。

 

地下の駐車場から建物に入ると、入口は左右に広がるショッピングモールのようになっています。あの有名な透明ピラミッドの下にあたる広場ですね。

 

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アップルストアがあったり。

 

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当日チケットを買って入場しようと思うとそれなりに時間がかかりそう(なにせ、世界レベルの美術館なので大変、人が多い)でしたが、我々は団体で予約していたのでサクッと入場口を通過。入口の手荷物検査では、鞄の中身を開けて見せる必要があります。自分は小さな貴重品袋を首から下げていただけなので、ノーチェック。

 

入館するとすぐに、こんな感じで大きなピクトさんの警告が。

 

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美術品をじっくり見ている間に鞄に手を突っ込まれる、というのが非常に多いよう。ということで、ルーブル美術館に鞄を持ち込む時は、最低限ファスナーがついているものを持っていきましょう。あと、基本鞄は体の前に抱える。

 

さて、このルーブル美術館。仮に1つの作品を1分で鑑賞したとして、不眠不休で見続けても3日以上かかるとのことなので、我々は現地ガイドさんの案内に従って、有名どころのみを1時間弱で見て回ります。

 

入口からさっそく、見事な彫刻が並んでいます。と、そこでヨメが

 

ヨメ:「あ、あそこにユッキー(<- 私のことです)がいる!」

 

との声をあげました。ほうほう、なにか昔のエラい人に顔のよく似た人でもいたのかしらん。

 

 

 

 

 

 

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エラい人。。。!?

 

 

 

その後もヨメは、女性の乳房に手を当てていたりする男性の肖像画を見つけると「ユッキーがいるよー」と声をかけてくれるのですが、私の尊厳に関わってくるので発言を控えていただきたい。ちなみに反論は全くありません(えー)。

 

さて、世界的美術館によって自分の性癖を暴露されたところで、かの有名な『ミロのヴィーナス』に到着。比較的入口から近いところにあります。

 

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正面からのショットは他のどんなところでも見られると思うので、ここでは後ろ姿を掲載。いやあ、人多いですね。あ、ちなみに写真撮影はフラッシュをたかなければOKとのことです。

 

 

少し進むと、絵画が中心になってきました。前半の方は宗教画が多いです。

 

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 ゴルゴタの丘を十字架を担いで登るキリスト。右下のキリストの顔は、キリストから出た汗とかを拭ったら、その布にキリストの顔が現れたという伝説を表しているとのこと。うーん、シュールですね。こういうところから『聖☆おにいさん』はネタを引っ張ってきてるんだろうなあ。

 

さて、いよいよおそらく世界で最も有名であろう絵画、『モナ・リザ』のある部屋へ向かいます。

 

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「モナ・リザはあっちだよ」

 

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わーおこれがかの有名なモナ・リ遠い。。。

 

何だこれ、人多過ぎだよ!これは確かに簡単にスリできてしまいそうだなあ。。。とりあえずちょっと遠めのところから拡大撮影して退散しました。

 

その後は教科書に載っていそうな有名どころをサクッと抑えてきました。

 

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うーん本当に人が多い。。。ちなみに2枚目のナポレオンの戴冠式の絵は、同じ作者による複製画がベルサイユ宮殿にも飾られていますが、ルーブルのものと2カ所だけ違うところがあるそうです。

 

で、一時間弱で出てきました。そういえば、ルーブル美術館の中ではニンテンドー3DSを持ってウロウロしている人が結構な数いました。ガイドソフトでも入ってんのかなーとか思ったら、やっぱり出口のお土産屋さんで3DSのソフトを売っていました。ダウンロード販売もあるようなので、事前に購入して持っていけばより密度の高い鑑賞ができるんだろうなあと思います。個人で美術館に行く人には良いのではないかと。

 

ルーブル美術館を出たら、レストランで昼食です。

 

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エスカルゴと。

 

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チキン&ポテト。ポテト復活。ちなみにデザートはチョコレートケーキでした。

 

さて、昼食をいただいてからバスでベルサイユに向かいます。およそ22km。一時間もかからずに着きます。

 

入口前の広場にはルイ14世の像。

 

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ベルサイユ宮殿を真正面から捉えたところ。

 

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ここにも、エッフェル塔の写真撮影をしたときと同じ、エッフェル塔の置物売りの黒人の方々がおられました。どうやら未認可でやっているようで、警察のパトカーがやってくると走って逃げていきました。このやりとり、毎日やっているんだろうなあと思うと、何かショートコントでも見ているような気になります。

 

さて、ベルサイユ宮殿もルーブル美術館と同じぐらい人が多いです。

 

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当日入場待ちの長蛇の列。我々は団体入口から並ばずに入場できました。なお、ここでも手荷物検査はありますが、ルーブル美術館よりも簡単な感じでした。

 

さて、中でいろいろ写真は撮ってきましたが、正直全部紹介していたらキリがありません。なにせ全ての部屋が豪華過ぎる。ベルサイユ宮殿と言えば「鏡の間」が有名だと思うので、そこの写真だけでも載せておくことにします。

 

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わーお人だらけ。さすが世界レベルの観光地です。

 

一通り宮殿の中を見て回ったら、40分ほどのフリータイム。ということで、宮殿内のショップでお買い物です。自分は以下のものを購入。

 

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絵本二冊と、自動販売機から出てくるスーベニアメダル。この絵本、もちろん中身はフランス語なので全く読めませんが、絵柄が大変かわいらしかったので、買って帰ることにしました。かわいいもの好きなので。

 

スーベニアメダルは最近何となく集め始めていて、実はユングフラウヨッホでも購入していました。ユングフラウの方はメダルを押し潰して自分で型をつけるタイプ、ベルサイユのものは既製品が普通に出て来るタイプです。

 

おみやげ購入が済んだらバスでパリへと戻ります。パリに戻ってからは、2時間程度のフリータイム。自由に市内を散策することができますが、ヨメとの相談の結果、ここで関係者へのおみやげを買い切ってしまおう、ということになりました。

 

ということで、バスを下ろされたすぐそこにあった、ヨーロッパでも最大級のデパート、『ギャラリー・ラファイエット』に突撃。ここで地下一階(日本人向けお土産コーナー)と6階(普通のお土産さん)をウロウロしながら品物を物色しているウチに、あっという間に1時間半が過ぎてしまいました。

 

この時点で、お買い物金額の合計が160ユーロ程度。フランスでは1日の購入合計金額が175.01ユーロ以上になると、免税措置を受けることができます。無理に狙うものでもないですが、ここまで来て狙わないのも何だかシャクなので、最後にヨメがお土産を追加購入して、ほぼジャスト176ユーロ程度になる。。。ハズだったのですが。

 

最後のお土産購入のとき、レジがちっとも進まない。有名デパートとは言え、ここはフランス。レジでお客が待っていようが、店員さんはお構いなしで自分達の都合を優先して、もう一方のレジを開けようとしないし、前のお客はお客で後ろの人の事は全く気にせず延々と店員と言い合いをしていたりする。時間はどんどん過ぎて、下手すればバスの集合に遅れてしまい兼ねない事態に。

 

幸い、購入後の免税書類作成(地下一階のジャパニーズ・カスタマー・サービスで依頼できる)を日本人の担当者の方が速やかに行ってくれたおかげでギリギリ間に合いましたが、うーん、フランスのこの気質は、やっぱり自分には合いません。フランスの人が何年か日本に済んで、それから母国に帰ったときには、こういう対応をどういうふうに感じるのかなあと、ちょっと思いました。

 

お買い物が終わったのが、午後6時頃。ここからレストランに移動して夕食です。

 

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夕食はお魚とお肉を選べたのでお肉を選びましたが、付け合わせはやっぱりポテト。おいしいんだけれど、やはりそろそろ勘弁していただきたい。

 

今日は早めに、21時前にはホテルに到着。ちょっと余裕があったので、近所のスーパーマーケットに行ってみたりもしました。

 

そして、0時頃からちょうどワールドカップの日本戦が放映されていたので、ホテルの自室で見つつ寝つつしていました。置きたら引き分けで終わっていました。

 

ということで、5日目もこれにて終了。ツアーは8日間ですが、7日目と8日目は移動日なので、明日が実質最後の観光になります。向かう先は、大天使ミカエルの待つモン・サン・ミッシェル。