RAPIRO(ラピロ)の可能性

ここ最近ロクに更新できていないのに、それでも毎日ちょっとずつアクセスがあるようなので何事かと調べてみたら、知らぬ間にRAPIROのWikiが出来ていて、そこの”Getting Started” から「RAPIROの基本を知ろう」の記事にリンクがはられていたのですね。ありがたい話であります。こんなエンジニアもどきの自分でも、どこかの誰かのお役には立てているかと思うと、ちょっと救われる気持ちです。

 

さて、先日発売になった『日経Linux 2014年 06月号』を買って参りました。RAPIROの開発者である石渡さん直々の、RAPIROの音声命令制御方法の記事が載っていましたので。うーん、こんな記事を見ちゃうと、またムクムクとRAPIROを動かしたくなるではないですか!

ちょっと補足をしますと、今若干RAPIROから離れてしまっている理由は、お仕事とかプライベートのこととかで時間がとれていないということに加えて、こちらの記事に書いたとおり、いろいろやっているウチにRaspberry Piのデータが吹っ飛んでしまったからです。いやもう本当に、RAPIROいじるときはこまめにバックアップとりましょう。。。

そんなワケで、なかなかRAPIROの再起動に対するモチベーションを上げることができなかったのですが、やっぱりこういう記事を見ると、素直に楽しそうだなあと思えるのですね。

それに加えて、昨日あたり、個人的にちょっと面白そうな記事がいろいろありました。

 

知育電子ブロック工作のlittleBitsに、プログラマブルArduinoモジュールが登場

前々からlittleBitsシリーズには興味があって、Arduinoモジュールの噂も聞いていたのですが、ついに出たなあと。これまでは「おもしろそうだけど、言うてブロックやから、単純なことしかできんやろなあ」と思って手を出さなかったのですが、これでまた認識が変わりますね。記事中のビデオでもアピールされているとおり、とにかくプロトタイプを作るのが劇的に早くなりそうです。

 

Roland D.G.が同社初の光造形方式3Dプリンタを今秋発売

記事のタイトルには出てませんが、個人的に気になったのは、「ものづくりに欠かせない加工方法として「削る=切削」「盛る=積層」それぞれのニーズを満たす、切削方式と積層方式の2つの新製品の開発を進めている」というところ。うん、RAPIROの3Dデータも公開されたので、早いとこ、この環境がほしいのです。安価で。

 

眼電位センサで疲れや眠気を検知するメガネ「JINS MEME」発表

これは、Google Glassとはまた違ったアプローチの眼鏡型デバイスですね。あったらいいなあと思うセンサは、一通り入っている。エラいなあと思うのは、APIを積極的に公開しようとしているところ。何ができるかはまだ全然イメージできていないですが、単純に面白そうなので、ほしいです。

 

さてさて、これらの記事を取り上げた理由は、自分の中で「このへんのものとRAPIROを組み合わせたら、どんなことができるだろう?」と自然に考えてしまった、というところです。3DプリンタがあればトリコロールのガンダムカラーのRAPIROが作れるなーとか、ビームライフル作って持たせられるかなーとか、眼鏡で疲労度がわかったらRAPIROが気遣ってくれないかなーとか。荒唐無稽な考えもあるかもしれませんが、とにかくRAPIROが、自分の中では、完全にものづくりにおけるプラットフォームとして存在・機能してくれています。このサイトのテーマである「無駄なことをしよう」という、さして有益な目的のないモノづくりにおけるプラットフォームとして、RAPIROはものすごく適しています(補足:RAPIRO自体は、有益なものをたくさん生み出せる可能性を秘めた、すばらしいプラットフォームです。それを単に自分が、無駄なことに使っているだけです)。

今のところ、半年から一年ぐらいの時間を費やせるぐらいには、RAPIROでやってみたい「無駄なこと」があるのです。とりあえず、RAPIROを復旧させるところから始めなければ。