2016年につくったものまとめ

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ご無沙汰しております、ようやく本業が落ち着きましたので、およそ一ヶ月半ぶりの更新にして2016年最後の更新になります。

最後は最後らしく、今年一年作ったものを振り返ってみようと思います。昨年までは、基本的に自分の学んだことをツラツラと書いていくだけのブログだったのですが、今年は「人に見せられるモノを作ろう」というのを意識して行動していたので、気がつけば結構いろいろ出来上がっていました。

 

1. ゼルダのごまだれ宝箱

最近の作品と比べるととてもシンプルですが、ここが出発点です。

そもそもの動機は、「8pinoを使って何かできないかな?」というところでした。

そこから「ビックリ箱的なものはどうだろう」となり、そこから自分の好きなゼルダのごまだれ宝箱に結びついたのですが、この時点では、後の自分の工作でほぼレギュラーで登場してくる『DFPlayer mini』の存在を知らず、Arduinoで音を鳴らす手段としは、Arduino UNO向けのでっかいシールドを使うか、圧電ブザーしか知りませんでした。シールドだと大きくなってしまうので、実質圧電ブザー一択だったのですが、そうなるとどうしても音は単音になってしまい、チープな感じが出てしまいます。ただまあそれはそれで、「8bit風ということにすれば特に違和感はなかろう」と思い、宝箱の外装も8bt風に合わせて仕上げました。

最終的にできたものは、やっぱりチープな感じですが、これはこれで狙いどおり8bitの味があって、自分としては気に入っています。

参考:Arduino(8pino)でゼルダの伝説のごまだれ宝箱(ファミコン風)を作る

 

2. amiiboオルゴール

ホームランを狙って打ったら空振り三振した、という感じの作品です。そもそもの動機は、「amiiboを使って何かおもしろいことできないかなー」というところでした。

前のごまだれ宝箱からはグッとレベルを上げて、自分としては、人に見せても恥ずかしくない大作を作るつもりで頑張りました。内容としても、HYPTER DETAIL GEARのコンセレ化やマリオガシャットよりも高度なことをしていて、7セグLEDを使ってみたり、NFCタグの読み取り結果によって再生音楽を切り替える、ということをしています。ケースも本物のゲームボーイっぽく見えるように加工してみました。

。。。とまあ、自分としてはかなり頑張ったものの、あんまり外向けの評価は良くありませんでした。特に話題になることもなく。それでも、自分の中では、「初めてちゃんとした作品として仕上げられた」という感覚を与えてくれた、結構大事な、ターニングポイントとなった作品だと思っています。

この頃は自分の技術レベルがまだ低かったのと、やはりまだ『DFPlayer mini』の存在を知らず、音声再生にArduinoのシールドを使っていたため、図体がかなり大きくなってしまいました。今ならもう少しコンパクトに作れると思いますので、それは近いうちにチャレンジしたいなあと思っています。

参考:amiibo(アミーボ)オルゴールを作る

 

3. 箱入りうさまる

ふざけて打ったら何か知らんけどポテンヒットになった、という感じの作品です。

うさまるはLINEスタンプで大人気のキャラクターで、自分と奥様の間のLINEスタンプは9割方うさまる(と、うさこ)が飛び交っています。そういうわけで、「宝箱の中からうさまるが出てきてまた閉められる、というのが、なんだかシュールなうさまるに合ってて楽しいかも」と思って作ってみました。

内容としては、「ゼルダのごまだれ宝箱」の焼き直しです。ただ、ごまだれ宝箱のときは自分の技術レベルが低くて、ボタン電池2個を直列に繋いで6Vを作ったりしていたのが自分としては納得いっていなかったので、今回はボタン電池1個をDC-DCコンバータで昇圧して必要な電圧を確保する、というのをちゃんとやりました。おかげで中身はだいぶコンパクトになりました。それからLEDもフルカラーに変更したので、良い感じにクオリティは上げられたかなーと思っています。見た目はほとんど変わっていないですけれど。

参考:箱入りうさまるをつくる

 

4. Philips Hue 物理スイッチ

「ESP-WROOM-02(=Arduinoっぽく使えるWi-Fiモジュール)を使って何かできないかな?」というところが動機となってできた作品です。

ネット接続で色が変えられる照明としてお馴染みのスマート家電『hue』を自宅で使っているのですが、いちいちスマホのアプリを立ち上げてON/OFFするのが何だか面倒な気がしたので、手軽にON/OFFできる、シンプルなワンボタンの物理スイッチを作ってみました。大変地味ですが出番が多く実用性も高い、大変いぶし銀な作品です。まあ、公式に販売されている物理スイッチを買うのが一番スマートでカッコいいのは間違いないですが。

ちなみに「ワンボタン」というものには、自分は非常に可能性を感じています。ボタンが押された状況をシステム側で推定して、照明のON/OFFだけではなくて、いろんな家電機器を制御できるようになると、ちょっと今までとは違う、いわゆる未来の生活ができるようになるんじゃないかなーという気がしています。

参考:Hue Tapスイッチが高いのでESP-WROOM-02で物理スイッチを自作する

 

5. 目覚ましカーテンmornin’ 両開き対応

 

目覚ましカーテン自体は私が作ったものではありませんが、使用方法をちょっとアレンジしたので、カウントすることにしました。

この製品は非常に便利で、自宅にあるカーテンを簡単にスマート家電化できて、簡単に言うと、スマホで開閉できたり、タイマー機能で好きな設定時刻に勝手にカーテンを開閉してくれるようになります。設置してしまうと手動でのカーテン開閉はできなくなってしまうのですが、日常生活にほぼ支障はありません。これにより、自室のカーテンを触ることはほぼなくなりました。

ただ、この製品、1個だけだと片方のカーテンしか自動化してくれません。大抵のカーテンは2つペアだと思うので、必然的に2個買う形になります(片方だけもありと言えばありですが)。が、自分は1個しか注文していなくて、追加で2個目を買うのも何だか癪なので、滑車と釣り糸を駆使して1個で両開きにしてみました。

 

いつもは小物ばかり作っているので、こういうダイナミックな動きをする大物作りは珍しくて楽しかったです。しかも実用的で、実は今年作った中で一番活躍しているのはコレだったりします。

参考:めざましカーテン mornin’ 1個でカーテンを両開きにしてみる

 

6. HYPTER DETAIL GEAR アークル コンセレ化

ヒットを狙って打ったらツーベースになった、という感じの作品です。初めてTwitterでの「いいね!」が500を超えるという経験をしました(これまではせいぜい数個)。YouTubeの動画の方も、後のマリオガシャットに引っ張られてか、どこぞの掲示板に貼られたか何かで、最終的に視聴回数4000回を超えました(これまでのはせいぜい数百〜千回程度)。

食玩HYPER DETAIL GEARのアークルが発表されたときから「ああ、これはいじりがいがあるなあ」と思っていて、とりあえず最低限4色に光らせることはできるかな、と思っていたのです。それで準備を進めていく中で、前に電子部品屋さんをうろついていたときに、携帯電話とかで使われている小型の振動モータが置いてあったのを思い出して、それを使えば羽根も回せかもと思い、それもやってみることにしました。そしてさらに、その直前に別件でジェスチャーセンサを使っていたこともあって、それを組み込めば限りなくコンセレに近づくかも、と思いつき、完成形のイメージが出来上がりました。

イメージはできたものの、詳細は詰めないままに作り始めてしまったので、途中で何度かゼロから作り直すことになってしまい、何とか形になってくれてホッとしたのを覚えています。ただ、実際に手を動かし始めてからわかることがあったり、新しいアイデアが思いつくということもあるので、こればっかりは経験値を積み重ねていくしかないかな、と思っています。今回の作品で言うと、ライジングフォームへの対応処理は、最初はモード切り替え用のボタンを一つ追加で用意するつもりでした。それが、途中で磁石とリードスイッチで切り替える方法を思いついて、またゼロから作り始めました。手間はかかりましたが、おかげで完成度はグンと高くなったと思います。

これは初めてたくさんの人から「スゴイ」と言ってもらえた作品で、自分の中では記念碑的作品です。自分でも相当気に入っていて、今でもちょいちょい動かして遊んでいます。『クウガ』は、自分の中では文句無しで一番好きな仮面ライダーです。

参考:食玩HYPER DETAIL GEARをコンプリートセレクションレベルまで高めてみました

 

7. スーパーマリオブラザーズガシャット

ツーベースを狙って打ったら場外満塁ホームランになった、という感じの作品です。食玩アークルが(自分としては)そこそこ評価して頂けたので、少なくとも同等以上のものは作って、一発屋ではないことを示したいとは思っていました。が、Twitterでの「いいね!」とリツイートが2500回以上、YouTubeでの視聴回数が35万回を超えるというのは、完全に自分の想定を超えていました。多分一生分褒められた気がします。ありがとうございました。自分の代表作と言えるものが出来た気がします。

『エグゼイド』のモチーフはゲームらしい、という話を聞いて、ガシャットを見たときから、「あ、これはマリオのガシャットとか作ってみたらおもしろそうだな」というアイデアはありました。おそらく技術要素的にはHYPER DETAIL GEARのコンセレ化と同じやり方でできそうだ、という目星はついていたのですが、実際にやり始めると、コレはとにかくハード制限が大変でした。いかに既存の製品の中に部品を収めるか、という。

そして今でこそお話しますが、このマリオガシャットは、動作としては不安定です。動画を撮ったときはちゃんと動いていて、今でも光るところは問題ありませんが、音声は鳴らなくなることがよくあります。おそらくバッテリーの問題かなあ、と思っています。そういうワケで、子供のハードな使用環境でも安定して動作する製品を作るバンダイさんはやっぱりスゲえなあと、改めて思った次第です。

いろんなゲームのガシャットを量産できたらとても楽しいかとは思うのですが、いざ作ってみようと思うと、音声の選択が結構難しいなあと思うことが多々有ります。例えば、『ドラゴンクエストガシャット』を作ろうとした場合、レベルアップ、ゲームクリアー音(戦闘勝利音)、ゲームオーバー音(全滅音とか呪いの音?)は良いとして、レベル2と3の全体の音とか、クリティカルストライクはどうしよう、とか。そういうわけで、そのゲームに対する愛が相当深くないと、最適な音声の選択はなかなかできないなあ、という気がしています。

「じゃあ、次のガシャットを作る予定はないのか?」というと、そんなことはなくて、一つアイデアはあります。ただ、これから公式で、バンダイナムコ系のゲームのガシャットが色々出てくる気配があるので、それらやマリオガシャットの単なる焼き直し、みたいなモノにはしたくないなあと思っています。ギミックとして、マリオガシャット+α、ぐらいのものは目指したいと思っています。

そういうわけで、今必要になりそうな具材を調達しているところなのですが。。。マリオガシャットの数倍難しそうです。ガシャットに中に収まるのかこれは?マイティブラザーズXXガシャットでも厳しいぞ??ぐらいの状況ですが、まあ、のんびり頑張ってみます。エグゼイドの放送が終わる前ぐらいには出せたら良いなあ。

参考:オリジナルガシャットをつくる 〜スーパーマリオブラザーズガシャット〜

 

 

以上、今年作ったものの振り返りでした。こうして振り返ってみると、何かモノを作ると自分の技術レベルが上がって、自分の作れるモノの幅が広がる、というのをまさに実践してきたように思います。意外とがんばったなあ自分、という感じです。

来年は諸々事情があって、全体的に工作に費やせる時間が少なくなりそうな気がしています。そんなわけで、さすがに今年のようなほぼ毎週更新は難しいと思いますが、二週間〜月一ぐらいでは更新できるよう、工作は続けていきたいと思っています。

ということで、本年は大変お世話になりました。来年も宜しくお願い致します。皆様良いお年を。