最近読んだ本のレビュー(2015年11月)

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今年の1月以来、なんやかんやで週一更新を守っていたのですが、最近はメイン業務のお勉強の時間を多めにとっていて、インプットはたくさんあるけどアウトプットする時間がなかなかないという。。。落ち着いたら備忘録的に記録しておきたいのですが。

というわけで、手は全然動かせていませんが、最近色々読んではいるので、それらについてのちょっとしたメモ書きをもって、更新に代えさせてください。

Sparkのほぼ最新のバージョン(1.5)に対応した日本語書籍。著者はHadoop界隈では信頼のあるNTTデータの方々です(というか、Sparkのコミッタの方が著者に入っている)。ありがた過ぎます。というのも、自分がSparkを触り出したのは今年の6月ぐらいで、その頃はロクに日本語の文献がなくてエライ苦労したのです。。。しかもSparkは尋常じゃなく進化が早い(この半年で1.3→1.4→1.5まで上がってしまった)ので、情報を探すのも一苦労なのです。

この本で個人的に最もありがたかったのは、YARN環境の構築をしっかりサポートしてくれていたことです。ネットとかで有志の方々が公開されている情報は、どうしてもStandaloneクラスタマネージャを使っていることが多いので、YARN関係の情報はとても貴重です。

 

とても貴重な、Apache Kafkaの日本語解説本です。日本語でKafkaのことを学べる書籍は、現状ほぼこれ一択です。

色々結構詳しく書いてくれているのですが、いかんせんこちらもSpark同様進化が早いせいで、せっかく詳しく書いてくれているところが役に立たなくなってしまっています。サンプルプログラムが最新の環境ではそのままでは動いてくれなくて、どハマりしました。。。

特に最新のKafkaはProducer-Broker間のZooKeeper依存がなくなるなど、結構大きな変化が起こっているので、是非ともアップデート版のリリースを期待したいです。内容はとても良いと思うので。

ちなみに情報は少し古いですが、とてもお安いので、買って損はないです。

毎度毎度ベイズ統計はふわふわした理解のままなので、もう少しちゃんと理解しようと思って購入。全体的にわかりやすく書かれているので、3回ぐらい読み直したらイメージが十分に頭に定着するかな、という印象です。

ただ、後半のベイズ統計解説のやり取り

ケン:そうか。得られたデータの起こる確率はある決まった数か!

先生:そうです。

の部分が未だに理解不能です。ある決まった数てなんやねん、と。全然「そうか!」という感じがしないので、この部分をもう少し手厚く説明してほしかったなあ、というのが個人的な思いです。ベイズに理解のある人なら、上のやりとりは納得できるのかしら。

次の工作でTWE-Liteを使ってみたくて購入。冒頭をパラパラと読んだだけですが、「TWE-Liteってよくできてるなあ」という印象です。無線スイッチぐらいの簡単なことなら、XBeeよりも遥かに簡単にプロトを作れてしまいそう。難しいことをやろうとすると、ちょっとわからないけれど。

 

ということで、今回はこれにて。工作も好きなのですが、困ったことに、最近メイン業務でやっていることの勉強もそこそこおもしろいのです。