結婚式・披露宴のBGM選び

結婚式を挙げて参りました。これの準備があったので、最近は電子工作やら何やらを少しお休みしていました。

結婚式に向けての準備の中で、楽しいんだけれども結構時間がかかったのが、披露宴のBGM選びでした。自分の好きなアーティストの曲は何とか組み込みたいとか、これは使えそうだと思っていた曲が、意外と組み込もうとすると使いにくかったり。。。

結局、「他の人はどんなふうに選んでいるのかしら」というのをネットでちらほら参考にすることになりました。そんなわけなので、自分が最終的に何を選んだのかも、どこかの誰かの参考にはなるかなあと思ったので、自分の選び方も一応記録しておこうと思った次第です。

ちなみに新郎(私)は

  • 邦楽ロック好き
  • 洋楽はほとんど聞かない

で、奥様は

  • お気に入りの英語詞の歌がいくつかある
  • 誰かの熱心なファン、とかではない

といった感じです。ではさっそく。以下では、可能な限り実際に曲が聞けるように、試聴ページだったり、YouTubeだったりのリンクを張るようにしています。

 

<迎賓>

  • Uncle John (SPECIEAL OTHERS)
  • Goodbye My Son (SAKEROCK)
  • Quest (SPECIAL OTHERS)

ここは全部自分が選曲しました。自分のイメージでは、ここはあんまり歌詞を聞かせるようなところじゃないなあと思ったので、全部インストバンドからの選曲です。といっても、自分のよく知っているインストバンドはSPECIAL OTHERSとSAKEROCKしかないので、この二組から。

全部SPECIAL OTHERSでも良かったのかもしれませんが、SAKEROCKにもどこかで登場してほしかったのと、下手するとスペアザづくしになる恐れもあったので、この形になりました。

最初にお客様を迎えるにあたって、明るめで穏やかな感じの”Uncle John”はピッタリだなあと思ったので、これが最初に決まりました。

次にSAKEROCKから選ぶなら何かなーと考えて、”Goodbye My Son”を選びました。SAKEROCKの曲はあんまり結婚式向きではないのかなーと思いましたが、この曲はゆったりしつつもカッコ良いから、最初の迎賓なら使えるんじゃないかなと。

“Quest”もあんまりお客様を迎えるという感じではないかもしれませんが、新郎新婦入場の直前にかかる曲になるので、「これから何か始まる」という期待感を持たせるのに使えるかな?と思って、ここに持ってきました。

 

<新郎新婦入場>

これは自分と奥様の間で自然と決まりました。説明不要の、超王道です。

 

<プロフィール紹介>

ここは難航したポイントの一つです。自分・奥様共に、「これだ!」と提示できるものがなく。

式場のBGM担当の方が「ここはしっとりした感じ」でということで、Depapepeの”いい日だったね”というのを提示してくれたのですが、 二人とも特に思い入れがなく(Depapepe好きな方、すみません)。。。

悩んだ結果、ミスチルの”口笛”のリラクシング・ピアノバージョンとやら(インスト)をあてることにしました。自分も奥さんも熱心なミスチルファンでは全然ないのですが、ミスチルの中では1、2を争うぐらいに自分の好きな曲だったので。

 

<ケーキ入刀前〜ケーキ入刀〜ファーストバイト>

ここは奥様の選曲です。カバーですね。ケーキ入刀のところでサビを流すようにしてもらいまいした。

 

<乾杯>

ここは自分の選曲です。「乾杯!」の宣言の後、これで食事・歓談の時間が始まったらカッコ良いかなーということで、これはすんなり決まりました。

 

<歓談中>

ここは全部奥様の選曲です。比較的抑えめのボリュームで流れるので、結構自由に選んでもいいかなーと思います。最後のチェリーはスピッツのカバーです。

 

<新婦お色直し中座>

ここは当然、奥様の選曲です。

 

<新郎お色直し中座>

ここは当然、自分の選曲です。星野源は自分の中では1、2を争うぐらいに好きなアーティストなので、絶対どこかで役目を持たせたかったのです。新郎お色直し中座は、新郎が一番好き放題できるところなので、ここで好きなようにやらせてもらいました(この曲で、自分のお兄ちゃんと退場しました)。自分の中では、式全体の中での自分の選曲部分の中では、結構うまくハマった選曲かなあと思っています。

 

<中座中>

前半3曲が自分、後半2曲が奥様の選曲です。

“女の子は誰でも”はとても華やかで結婚式に向いている気がするので、他のところでも使いどころがあるんじゃないかなーと思います。

“Darling”は、自分の一番好きなアーティスがエレカシということで、入れさせてもらいました。曲調的にはすごい穏やかで、プロフィール紹介のところでも使えそうな雰囲気だったのですが、穏やかゆえに宮本さんの声がすごくよく聞こえてしまい、司会者さんの声にかぶりそうだったので、やむなくこっちで流させてもらいました。

“くだらないの中に”は、内容的には文句なく結婚式向きだと思うのですが、しっとり系の使いどころが意外と少ないので、他の曲との兼ね合いで、ここで使わせてもらいました。

基本的には歓談中と同じようなポジションなので、好き勝手に選んでますが、なんとなく、歓談中は洋楽系、中座中は邦楽系で分けました。”Waiting”だけは、この後に続くプロフィールムービーでも同じMatt Cabが流れるため、つなぎとしてここに置きました。

 

<プロフィールムービー>

これは、奥様の希望です。これに合わせてプロフィールムービーを自作しました。だって制作依頼すると10万とか20万とかとられるんですもの。

 

<新郎新婦お色直し入場、各卓廻り>

こちらも、奥様の選曲です。キャンドルサービスの各卓廻りの間、上記二曲をリピートしてもらうことにしました。

 

<メインキャンドル点火>

プロフィールに引き続き、難航したポイントです。素直に式場のBGM担当の方の提案に従っても良かったのですが(何を提案してくれたのかは忘れました)、ここまで来ると何となく自分たちで全部選びたくなってしまい。奥様が色々探してくれて、ここに行き着きました。サビ(1:04ぐらい)から流してもらいました。

 

<お子様へのプレゼント>

教会でのリングボーイ・リングガールを担当してくれた甥っ子、姪っ子にプレゼントをあげる時間を設けていました。式場のBGM担当の方には、アンパンマンマーチとかと並んで木村カエラさんの歌(何だったのかは忘れました)を紹介してもらったのですが、それを聞いたときに、「あ、これがいけるならアレもいけるな」と思いたって、自分の好きなCoccoの歌の中から、この歌を入れさせてもらいました。

 

<ガーデンへ>

自分達が選んだホテルはガーデンを使うのが売りだったので、ガーデンに出て行く時の選曲が必要でした。こちらは、奥様の選曲です。

 

<バルーンリリース>

自分が誰かの結婚式の余興とかを任されたときには、ほぼ確実にこれをBGMにしています。というぐらい、大好きな曲です。

が、この歌は基本的に第三者が新郎・新婦をお祝いするための歌なので、本来自分で自分を祝うのには使えません。けど、どうしてもフジファブリックにも一つ役目を持たせたかったので、ここに入れさせてもらいました。

「ちょっと強引かな?」とも思いましたが、式後に奥様から「ガーデンでバルーン上げたり、写真撮ったりするときの雰囲気に合ってたよ」とのお言葉を頂いたので、とりあえずよかったかなと。

また、友人達がプレゼントとして作ってくれたショートムービーでも、気を利かせてこの曲をBGMにしてくれていました。感謝。

 

<手紙朗読>

これは奥様がご両親に向ける場面ですので、もちろん奥様の選曲です。

 

<記念品贈呈>

新郎・新婦から、両家両親への花束、ブートニアの贈呈です。ここも、奥様の選曲です。

 

<新郎新婦退場>

自分の一番好きなアーティストがエレカシなので、ここでこれを持ってこさせてもらいました。ただ、やっぱり宮本さんの声は強いし、時期的にもちょっとずれが合った(6月挙式)ので、シングルに収められていたInstrumentalバージョンを流させていただきました。なので、ほとんどの人はエレカシと気がつかなかったかも。33秒あたりから流してもらうようにしました。

 

<エンドロール>

奥様が一番好きなエレカシの曲、ということで、これに合わせてエンドロールムービーを自作しました。だって制作依頼すると10万とか20万とか(以下略)。

 

<送賓>

個人的に、今回のBGM選曲の自分担当の中で一番上手くはめ込めたかなあと思っているのが、ここでのスペアザのHankachiです。

基本的にスペアザはちょっとずつ歌を挟み込むことは多いですが、この曲は珍しく全編にわたって歌が入っています。自分の英語能力はパッパラパアですので歌詞全部の意味はわかりませんが、多分ラブソングなんだろうなあというのはわかるし、サビの部分は多分誰でも聞き取れると思います。”I make you happy. You make me happy.”。これはもう、この部分だけで「ああ、これは勝ったなあ」という感じ(?)です。上記リンクから試聴できますが、iTunesのアプリからiTunesストアに入って視聴した方が長く聞けるので、できればそっちで聞いてみてもらえればと。上記の歌の部分も聞き取れます。

雰囲気的にはエンドロールにも使えそうですが、8:04と長いので、やっぱり送賓が向いているかなーと思います。200人ぐらい参加者がいればエンドロールでもいけるかもしれませんが。

Whateverの方は説明不要なのかもしれません。かなり有名な曲だそうなのですが、恥ずかしながら自分は全く知らず(基本的に洋楽をほとんど聞かないので)。式場のBGM担当の方に提案されて、改めて聞き直してみました。やー、ビックリしというか、ぶっ飛んだといいますか。曲を聴いて「いい曲だなあ」と思うことはよくありますが、びっくりすることはかなり珍しいです。こんなにすごい曲があったとは。

個人的にはHankachiで充分満足していたのですが、尺(送賓は10〜15分)が足りないので、最後にこの曲で締めていただきました。結果的に式場の方の提案をそのまま受け入れる形になってしまいましたが、そんなつまらぬプライドは問題にならないぐらい良い曲だと思ったので。

ただ、このあたりで流れる曲は、当たり前ですがゲストの皆様にはあまり聞かれることがないので、ちょっと残念。

 

以上、こんな感じです。どこかのどなたかの参考になれば幸いです。